豊橋市の葦毛湿原
葦毛湿原は、豊橋市東部にある弓張山地の標高60~70mの山麗に広がる湿原です。土壌が薄く、湧き水によって成り立っている湧水湿地で、同じ特徴を持つ湿地としては、東海地方で最も大きいものになっています。また、東海地方の自然の成り立ちを知ることが出来る学術的にも貴重な場所であり、1992年に愛知県指定天然記念物に指定されました。
葦毛湿原には、東海地方に特有の植物や南方系の植物、北方系の植物などが混在して自生しており、3月から12月までの間、多種多様な植物がほとんど途切れることなく次々と花を咲かせています。また、冬も葦毛湿原周辺の山々には花が咲くため、ほとんど1年を通して花を見ることができます。
1ゴミは持ち帰りましょう。(豊橋市は530運動発祥の地です。)
2湿原内に踏み込まない。(木道を外れない。写真撮影の三脚を湿原内に入れない。)
3何も持ち出さない。(植物や昆虫は採取しない。)
4何も持ち込まない。(外国産の動植物を持ち込まない。ペットを連れてこない。)
葦毛湿原には ミカワバイケイソウ、ミカワシンジュガヤ、シラタマホシクサなど東海丘陵要素植物群と呼ばれる固有の植物や、寒冷な気候に順応した ヌマガヤ、 ミズギク等が観察できます。また、アジアの熱帯地方が生まれの植物、主にミミカキグサ類やシンジュガヤがあり、日本産ミミカキグサの全4種はすべて葦毛湿原で確認でき、モウセンゴケやミミカキグサ、トウカイコモウセンゴケなど、動物を捕らえて養分を補う食虫植物なども生息しています。
バ ス**豊橋駅東口3番乗り場より豊鉄バス飯村岩崎線赤岩口行き「岩崎・葦毛湿原」下車 徒歩8分
駐車場**無料駐車場2か所(約80台駐車可能)
所在地**豊橋市岩崎町長尾地内
湿原の基本情報** http://www.city.Toyohashi.lg.jp/4359.htm
葦毛湿原パンフレット・葦毛通信** http://www.toyohashi-bihaku.jp/?page_id=4594
豊橋市美術博物館 文化財センター http://www.toyohashi-bihaku.jp/?page_id=222