豊橋市の牛川の渡し
左から:昔の様子、利用風景、通学に利用される様子、全景
牛川の渡しは、全国でも珍しい渡し船で、竹竿で川底を押して進む人力の船としては、愛知県内で唯一のものです。無料で運行しており、観光や地域の貴重な交通手段として今日も親しまれています。
牛川の渡しについては、豊橋市史などにも詳しい記述はありませんが、平安時代から存在していたと考えられています。その後、明治時代末期には下川村の村営となり、昭和7年に豊橋市との合併により豊橋市営となりました。
牛川の渡しには、「岡田式渡船」が採用されており、右岸(大村町)と左岸(牛川町)にワイヤーロープを張り、滑車と船を結び付け、それに水の流れる力を利用して船を進める仕組みです。船が対岸にいるときには、「呼び板」を叩いて合図を送ると、船頭さんが来てくれます。
・住所
豊橋市牛川町字長池10番地先(牛川町側)
豊橋市大村町字河原32番地先(大村町側)
・電話
0532-51-2507(豊橋市役所 土木管理課)
・駐車場
あります(7台分)
・運行期間
年中無休 ※悪天候、水位上昇等の理由により運休の場合もあります
・運行時間
4月~9月:午前8時から12時 午後1時から6時
10月~3月:午前8時から12時 午後1時から5時
・運賃
無料