令和元年11月13日、豊橋市消防本部では、「秋の火災予防運動」の一環として豊橋インターナショナルアカデミー(大岩町)で、消防訓練を実施しました。訓練には豊橋インターナショナルの「ブラジル人学校カンティーニョ」の生徒・教職員および海外技能実習生(国籍:ベトナム、インドネシア、フィリピン、タイ、中国等)・教職員の約400名が参加しました。
この訓練は、外国人来訪者(インバウンド)対応を兼ねた訓練で、3階の給湯室から出火した煙が廊下に充満し、自動火災報知設備の警報音が鳴り響く中、教職員の避難の示すフリップボード(災害が発生したことや避難の方向などを示し、情報を伝達するもの)を活用した誘導により生徒や実習生は速やかに外部に避難していきました。
また、校舎内に逃げ遅れ2名いることを想定し、煙の充満する部屋から必死に手を振るベトナム人実習生が南消防署はしご車隊員に支えられながら救出され、無事に地上へ避難することができました。
2020年東京オリンピック・パラリンピック開催によるインバウンドの増加が見込まれる中、市内における様々な施設を安心して利用できるよう、豊橋市消防本部では事業所の協力を得ながら共同して消防訓練を実施しています。
皆さんが真剣に取り組む姿が印象的でした。