ヒアリ(特定外来生物)
ヒアリは、外来生物法(※)により「特定外来生物」として指定され、現在、飼養・栽培・保管・運搬・譲渡・輸入などが原則的に禁止されています。
愛知県内では弥富市、飛島村、春日井市などで生息が確認されましたが、現在のところ本市内において生息は確認されていません。
※外来生物法についての詳細は、
こちらをご覧ください⇒
『外来生物法』(環境省ホームページへリンク)
ヒアリとは
南米原産で体長が2.5~6mm程度、全体は赤茶色で腹部は黒っぽい赤色、お尻に毒針を持っています。亜熱帯~暖温帯に生息し、草地などの比較的開けた環境を好み、土で直径25~60cm、高さ15~50cmのドーム状のアリ塚を作ります。
【生態の特徴】
・日本在来のアリと異なり、 土で大きなアリ塚を作るのが特徴です。
・攻撃性が強く、 棒などで塚をつっつくと集団でワッと出てきて襲いかかってきます。
【個体の見分け方】
・小さいため、他のアリと見分けるのは困難ですが、肉眼でもわかる特徴もあります。
(1) 赤っぽくツヤツヤしている
(2)腹部(おしり)の部分は暗めの色
(3)大きさは2.5~6mmで、ヒアリの集団の中はさまざまな大きさの個体が混在
(4)横から見ると、胸部と腹部の間に特徴的な”こぶ”が2つある
【ヒアリの個体写真】
(引用:環境省ホームページ)
※クリックすると拡大します。
【見間違えの多いの虫類】
○アリグモの仲間
・アリのように見えますが、れっきとしたクモです。体長は7~8mm程度です。
・よく歩き回りますが、狭い場所に入ると糸を吐いて巣を作ることがあります。
・家の中でも単体で見かけることがあります。 アリグモに毒はありません。
・ 脚が8本あります(ヒアリは6本)。まずは脚を数えてみてください!
写真:アリグモの一種(頭部の触角とは別に、脚が8本生えてます)
ヒアリを見つけたら
市販のアリ用殺虫剤で駆除は可能ですが、むやみに捕まえたり、触らないようにしてください。
ヒアリと思われるアリを発見した場合は、発見日時・発見者・発見場所及び発見時の状況について、できる限り写真を添付のうえ、下記まで連絡していただくか、外来生物目撃情報投稿フォームに情報提供いただきますようご協力をお願いいたします。
[連絡先]
【豊橋市 環境部 環境保全課】
電話:0532-51-2385
FAX:0532-56-5577
メール:kankyohozen@city.toyohashi.lg.jp
【愛知県 環境局 環境政策部 自然環境課 野生生物・鳥獣グループ】
電話:052-954-6230
FAX :052-963-3526
メール:shizen@pref.aichi.lg.jp
【環境省 中部地方環境事務所】
電話:052-955-2130
FAX :052-951-8889
ヒアリに刺されたら
刺された直後20~30分程度は安静にして、体調に変化がないか注意してください。体質によってはアナフィラキシーショックを引き起こす可能性があります。容体が急変したときは、すぐに医療機関を受診してください。
参考