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- 梅田川は、本市の南部地域を東西に流れる河川で、船渡町付近で三河湾に注いでいます。
- 河口付近は、三河湾の潮の干満の影響を受ける汽水域で、干潮時には川の両岸に干潟が現れます。
- 国道259号線の植田橋より上流部にはヨシ原が広がっています。
梅田川 河口
◆観察のポイント
河口付近の干潟に集まるシギ・チドリ類やカモメ類を見ることができます。
動物
水辺の鳥類
梅田川河口の干潟では、7月下旬から8月中旬にかけて、ケリ、ムナグロ、アオアシシギ、キアシシギなど淡水から汽水の湿地を好むシギ・チドリ類を見ることができます。冬にはカモメ類が多く、上流のヨシ原には、オオジュリン、アオジなどの小鳥が生息しています。
キアシシギ
植物
梅田川河口部には、国内有数の規模のシバナの群落、紫色の花をつけるウラギク、さじのような葉っぱをつけるハマサジ、穂をたてるイソホウキギなど貴重な植物が自生しています。
これらの植物は、平成19年頃に特定外来植物のヒガタアシの侵入により絶滅の危機にさらされましたが、市民、地域の中学生、企業、国・県・市などの行政機関の協力によりヒガタアシは駆除され、ゆるやかにかつての姿を取り戻しつつあります。
平成23年当初の梅田川河口部でのヒガタアシ群落
※現在は駆除済みです
地形・地質
干潟
干潟は、潮が引いた時に現れる海岸付近の砂泥地のことをいいます。ゴカイやカニ類、貝類や魚類の宝庫であり、水質を浄化する役割も果たしています。
◆スポット保全のためのポイント
- 沿岸部や河口は、漂着ゴミが溜まり汚れやすいので、水質保全と環境美化に努めましょう。
- 現地の生態系の保全のため、外部から動植物を持ち込まないようにしましょう。→ 「外来生物について」はこちら
◆法令などの規制
法令名 |
内容 |
港湾区域 |
三河港は、国の重要な港湾として、港湾法により重要港湾に指定されています。水域や公共空地の占用、施設の建設、港湾施設の利用等について制限があります。 |
◆アクセス
豊橋駅東口1番乗り場から豊鉄バス豊鉄バス伊良湖本線(02系統)、中浜大崎線(07~09系統)、小浜大崎線(11系統) 船渡バス停下車 徒歩5分。