文化財を保存・継承すると共に文化財の活用を通じてよりよい未来を創造するための本市の理念と方向性を示すマスタープランであり、今後の措置を示すアクションプランでもある「豊橋市文化財保存活用地域計画」が、文化庁の認定を受けました。今後は、文化財の所有者・保存団体や関連団体と連携しながら、計画の実現を目指します。
●「歴史文化資源の保存・活用に関する基本理念と方向性」を示しました
文化財保護法に規定されない文化財を含めて「歴史文化資源」と捉えて、本計画の対象にしています。
そして、探る・守り伝える・活かすという基本的な方向性に基づいて、先人の思いを受け継ぐと共に、歴史文化資源の新たな価値を見出しながら活かしていくことで、よりよい本市の未来を創造していきます。
●歴史的・地域的なつながりを基に「関連文化財群」を設定
多様な歴史文化資源が関連し合うまとまりとして「関連文化財群」を設定しました。地域の歴史文化資源の多面的な価値や魅力を見出すことができます。
・関連文化財群1 豊川と穂国の誕生
・関連文化財群2 三河湾と表浜がもたらしたもの
・関連文化財群3 豊かな山の自然-石巻山と葦毛湿原-
・関連文化財群4 歴史の舞台となった国境の山
・関連文化財群5 東西・南北の交通路
・関連文化財群6 東海の要・吉田
・関連文化財群7 軍隊と近代都市・豊橋
・関連文化財群8 神野新田と近代農業
●歴史文化資源が集中する範囲を「文化財保存活用区域」として設定
歴史文化資源が一定の範囲に集中し、歴史文化資源を核として周辺環境を含めた文化的な空間を創出するための区域として「文化財保存活用区域」を設定しました。地域と歴史文化資源の魅力向上を図ることが期待されます。
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