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南海トラフ地震臨時情報の概要について
南海トラフ地震臨時情報の概要について

南海トラフ地震の特徴

 南海トラフ地震とは、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界域を震源域として発生する大規模な地震で、おおむね90年から150年の間隔で繰り返し発生しており、過去にも大きな被害をもたらしています。また、複数の領域で連動するなど、 周期性・連続性 があることが知られています。

南海トラフ地震に対する基本的なお願い

  • 「南海トラフ地震臨時情報」の発表がないまま、突発的に巨大地震が発生する可能性も十分にありますので、普段から巨大地震への備えを十分にしてください。
  • 「南海トラフ地震臨時情報」が発表された際は、冷静かつ迅速に事前避難などの防災対応をしてください。

南海トラフ地震臨時情報とは

 南海トラフ地震臨時情報(以下、「臨時情報」という)は、このような南海トラフ地震の周期性や連続性に注目したもので、南海トラフ地震の発生の可能性が高まった場合に、気象庁から発表される情報です。

 臨時情報発表後の防災対応を行いやすくするため、「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」のようにキーワードを付して発表されます。情報の種類や発表条件は、次の通りです。

キーワード 発表条件
調査中

観測された異常な現象が南海トラフ沿いの大規模な地震と関連するかどうかの調査を開始した場合や調査を継続している場合。

巨大地震警戒

南海トラフ沿いの想定震源域内のプレート境界において、M8.0以上の地震が発生したと評価した場合。

巨大地震注意

南海トラフ沿いの想定震源域内のプレート境界において、M7.0以上、M8.0未満の地震が発生したと評価した場合。

プレート境界で、通常とは異なる「ゆっくりすべり」が観測された場合。

調査終了

巨大地震警戒、巨大地震注意のいずれにも当てはまらない場合。

 

臨時情報発表の流れ


臨時情報が発表された際の対応

気象庁から、「南海トラフ地震臨時情報」が発表されたときは、南海トラフ巨大地震の発生が切迫している非常事態です。慌てず、落ち着いて防災対応を速やかにとってください。

「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」が発表された際の対応

  • 今後、気象庁や市から発表される情報に留意してください。
  • 早め早めに、大地震に備えた防災対応を実施するようにしましょう。

<大地震に備えた防災対応の例>

市民の方 避難場所・経路の再確認、家族との安否確認手段の再確認、非常持出品の準備、飲料水・食料の備蓄、家具等の転倒防止、携帯電話・モバイルバッテリーの充電 など
事業者の方 避難場所・経路の再確認、重要設備の点検、資機材の転倒防止、重要情報のバックアップ、防災設備等の点検、輸送代替ルートの検討、電源の確保、備蓄品の確認、後発地震の発生を想定した防災体制の検討・準備 など

南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)が発表された際の対応

  • 市は、海岸沿いで後発地震の発生後の避難では間に合わない地域(事前避難対象地域)にお住まいの方に対して、避難指示(緊急)を発令し、情報発表後1週間の避難を呼びかけますので、速やかに避難を開始してください。

<避難をする際の留意事項>

避難先 津波浸水想定区域の外の知人宅・友人宅に避難をしてください。それが難しい方は、市からの情報に従い、市が開設する避難所に避難をしてください。
避難の際の注意事項 避難生活に必要な食料や日用品等は、避難をされる方ご自身で用意してください。
避難先での注意事項 避難所の運営は、避難をされる方ご自身で行っていただきますので、積極的な避難所運営への参加をお願いします。
  • 情報発表後2週間は、日頃からの地震への備えを再確認していただくとともに、できる限り安全な行動をとっていただき、巨大地震の発生に備えましょう。

<避難をする際の留意事項>

日頃からの地震への備えを再確認の例 できるだけ安全な防災行動の例
避難場所、避難経路の再確認 安全な場所、安全な部屋で生活する
家族との安否確認手段の再確認 危険な場所に近づかない
家具等の固定状況の再確認 すぐに逃げられる準備(服装、非常持出品)
ガラスの飛散防止対策の再確認 出入り口に支障物を置かない

「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表された際の対応

  • 情報発表後1週間は、日頃からの地震への備えを再確認していただくとともに、できる限り安全な行動をとっていただき、巨大地震の発生に備えましょう。
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