路面電車について
路面電車の活性化
豊橋市では、全国でも17都市19路線でしか運行されていない路面電車が走っています。市民からは「市電(しでん)」の愛称で親しまれており、豊橋駅から豊橋の中心部を経由して市東部の住宅地を結んでいる公共交通機関です。
【豊橋の路面電車の概要】
- 営業総キロ数:5.4km
駅前~井原~赤岩口:4.8km
井原~運動公園前:0.6km
- 停留場数:14か所
- 車両数:16両
- 利用者数:3,063千人(令和元年度)/8,369人(1日当たり)
路面電車は、昭和30年代の後半から昭和40年代にかけて、老朽化と車社会の進展の影響を受けて全国で次々と姿を消しました。豊橋市でも、開通以来、地域の貴重な足として多くの市民に親しまれてきましたが、マイカーの普及などの影響を受けて、その利用者は年々減少してきています。このような現状の中で豊橋市では地域住民や事業者と協力しながら、
- 過度に自動車交通に依存しない都市体系の構築をめざす
- 市民の安全性や快適性を高めるためにバリアフリー化を促進する
- 豊橋のシンボルである路面電車をまちの顔にふさわしい公共交通機関とする
- まちの基幹的な公共交通として持続して、まちの活性化につなげる
という目標のものとに、路面電車の活性化を推進していきます。
今まで行われてきた活性化に向けた取組
昭和57年7月
岩田運動公園前まで約600mの路線延長
開通式テープカット
運動公園前停留場
平成2年9月
駅前大通にレトロ調のセンターポール完成
駅前大通のモニュメントなど
駅前大通のレトロ調センターポール
平成5年度~8年度
国道1号線や259号線でもセンターポール化
国道1号線市役所前停留場付近
国道259号線新川停留場付近
平成9年度
豊橋駅総合開発事業に合わせ多目的デッキ下へ乗り入れ(約150m路線延長)
多目的デッキ下へ乗り入れた路面電車
駅前停留場
平成12年度~13年度
東田停留場と競輪場前停留場の安全対策(カラー舗装、車両へ電光掲示板取り付け)
停留場部分のカラー舗装
車両に取り付けた電光掲示板
平成12年度
駅前停留場にエレベータ設置
駅前停留場のエレベーター
平成16年度
運動公園前停留場にサイクル&ライド駐輪場整備
サイクル&ライド駐輪場
駅前大通停留場整備/おかえり切符サービスの開始
駅前大通停留場オープン式典
駅前大通停留場
市電おかえりキップサービス事業
中心市街地の「市電おかえりキップ」ステッカーの表示があるお店でお買い物をすると、買物金額に応じて「市電おかえりキップ」がもらえ、市電おかえりキップは、豊橋鉄道(株)が運行する市電(路面電車)で利用できるというものです。
平成18年度
競輪場前停留場の改良(安全島の設置)
競輪場前停留場(全景)
競輪場前停留場
平成19年度
札木停留場、市役所前停留場、豊橋公園前停留場、運動公園前停留場のバリアフリー化の実施
札木停留場
市役所前停留場
平成20年度
全面低床式車両(LRV:愛称「ほっトラム」)の導入
「ほっトラム」
「ほっトラム」と豊橋市公会堂
平成22年度
ICカード「マナカ」の導入
平成25年度
LRT都市サミット豊橋2013の開催
サミット宣言
LRT都市サミット開催記念まちなかマルシェ
平成26年度
井原停留場付近にサイクル&ライド駐輪場整備
井原サイクルアンドライド駐輪場
平成27年度~平成28年度
軌道緑化の整備
駅前交差点~駅前大通交差点(約140m)
平成28年度
運行情報システム「のってみりん」の開発
のってみりん (knot.temirin.jp)
路面電車やコミュニティバスの現在位置を確認できるシステム
(デジタルサイネージ及びPC、スマートフォン等でご覧いただけます。)
平成29年度
前畑停留場のバリアフリー化
前畑停留場
令和元年度
平日お出かけフリー乗車券の発売
平日10時以降のフリー乗車券
1000枚限定、10月1日から発売開始
令和2年度
競輪場前停留場と赤岩口停留場にサイクル&ライド駐輪場を整備
競輪場前停留場
赤岩口停留場
令和3年度
「おはなしでん」を開催
おはなしでん