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エコ・コースト事業評価
エコ・コースト事業評価

1.砂浜への影響

残した消波堤ブロックにより砂浜の侵食を防ぎ、現時点で砂浜の幅の大きな変化は見られないことから、本事業

 は一定の効果があったものと考えています。

 

sakubou-sokuten 

砂浜の幅については大きな変化は見られませんでした。

  

 砂浜の幅および断面積の変化について

 

砂浜の厚さは減少しました。

 

      平成21年4月 観測杭No.4(前)        平成28年4月 観測杭No.4(前)

 sakubou1     sakubou2

 

 調査結果はこちら

 

2.アカウミガメへの影響

 消波堤の上部がなくなったことにより、アカウミガメが上陸しやすくなりました。

 産卵成功率は微増しましたが、上陸産卵数は年度ごとの変化が大きく、今後もモニタリングが必要です。

 

 産卵成功率(産卵回数/上陸回数) 

消波ブロック移設前 

(H16-H20) 

消波ブロック移設中

(H21-H24)

消波ブロック移設後

(※H25-H29)

70% 72% 72% 

 ※消波ブロック移設後5年後までモニタリング

 

akaumigame

 

 産卵成功率(エコ・コースト区間).pdf( 28KB )

 

3.海岸植生への影響

 消波堤の上部がなくなったことにより、波浪によって消波堤裏の砂浜が削られ、砂浜の厚さは薄くなりました。また、緩傾斜堤を設置する工事によって砂浜が厚い砂丘部分は消失しました。

 これにより、安定した砂浜で見られる植生から、波によって形状が変化する砂浜に対応できる植生に変わりました。また、台風や高潮の影響により侵食され、これらの植生は様々な形で変化しています。

 

 ●砂浜の形状の変化に対応できる植物

 

  hamaendo  hamahirugao

          ハマエンドウ                  ハマヒルガオ

  kouboumugi

          コウボウムギ

 

 ●安定した砂浜で見られる植物

 

  kekamonohashi  hamadaikon

          ケカモノハシ                  ハマダイコン

 

 

 平成20年~平成29年にかけて行った二川漁港海岸自然環境調査結果のまとめはこちら

 

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