『闇バイト』が関係した強盗事件等が各地で相次いでおり、中には未成年者が逮捕される事件も発生するなど、非常に深刻な現状となっています。
犯人グループは、SNS上において甘い誘い文句を用いて、『捨て駒』となる実行役を募っています。
目先の金銭を得るため、「1回だけなら大丈夫」「嫌になったらすぐに辞めればよい」といった安易な考えで応募すると、自身や家族を脅迫され、繰り返し犯罪に加担させられます。
警察に逮捕されると、以下のような刑罰に処される可能性があります。
〇詐欺(受け子・出し子)…10年以下の懲役
〇強盗…5年以上の有期懲役
〇強盗致死…死刑又は無期懲役
〇犯罪収益法移転防止法違反…1年以下の懲役、100万円以下の罰金
(銀行口座の売買/受け取り)
※主な事例であり、闇バイトに関わる全ての罪名等を記載しているわけではありません。
『闇バイト』に関わらないため、『不審な求人』等を見かけたら、まずは疑い、内容をよく調べ、家族や友人等に相談しましょう。
〇不審な求人等の例(一例であり、全ての情報を網羅しているわけではありません)
・『1日〇〇万円』と不自然に高額な報酬
・即日仕事ができる人間を募集
・SNS上のみの求人広告
・応募のための連絡方法がSNSによるDM(ダイレクトメッセージ)のみ
・会社の名称や所在地、電話番号等の記載がない
・匿名性の高いアプリへと誘導
・違法性がないことや『~するだけ』とあいまいで簡単な仕事を強調
また、『闇バイト』への入口はSNS等による求人だけではありません。
「金になる良いバイトがある」と先輩・友人・知人等の周囲の人間から誘われて加担してしまうケースもあります。
『私には関係ない』ではなく『もしかしたら私のまわりにも『闇バイト』が存在しているかも』と意識しておくべきです。
万が一関わってしまった、関わりそうだと思ったら、ためらわずに勇気を持って警察に相談してください。
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