「けし」属植物には多くの種類があり、広く各国に分布して自生しています。しかし、「けし」の中でも、「ソムニフェルム種」及び「セティゲルム種」は「あへん法」により日本で栽培することが禁じられています。どちらも、4月中旬からつぼみが出始め、5月から6 月にかけて白、赤、ピンクなどのきれいな花を咲かせます。
知らずに栽培していることもあるので注意してください。
★ 日本では栽培が禁止されている種類でも、外国では観賞用に栽培することが許されている場合もあります。外国から輸入されてくる植物の種には、日本で禁止されている種類が混ざっていることもあります!
栽培してはいけないけしを発見したら、保健所までご連絡ください。(電話:39-9101)
「栽培してはいけないけし」と「栽培してよいけし」の見分け方
栽培してはいけないけしの例
ソムニフェルム
花は、写真のような八重咲きのほか、花びら4枚の一重咲きなどがあり、色も白・赤・ピンクなど多種多様です。
葉っぱは無柄で、付け根が茎を抱きこんでいます。
花がきれいなため、知らずに栽培されていることがあります。
セティゲルム
別名を「アツミゲシ」といい、豊橋では自生している姿が多く見られます。花は淡紫色又は赤色で、ソムニフェルムに比べ、やや小さく、葉っぱは無柄で、付け根が茎を抱きこんでいます。
栽培してよいけしの例
ひなげし
葉っぱは羽状で深く裂けており、茎の下方に密生しています。全体的に弱弱しい印象。豊橋でも多数自生しています。
おにげし
けし属植物の中で、観賞用として最も広く栽培されている種類です。全体が白色の剛毛で覆われて、葉はやや皮質で濃厚な緑色を呈し、羽状で深く裂けています。
10センチほどの大きな花を咲かせることも特徴です。
さらに詳しい情報をお知りになりたい方は以下のホームページをご覧下さい。
問合先
〒441-8539 豊橋市中野町字中原100番地
豊橋市保健所 保健医療企画課
電話番号 0532-39-9101/FAX番号 0532-38-0780