「通電火災」って何?
地震や風水害等による停電からの復旧時に発生するのが「通電火災」です。
地震や風水害等で損傷を受けた電気機器や電気配線に、停電からの復旧により再通電すると、ショートし火災が発生します。
この通電火災は、阪神・淡路大震災、東日本大震災のときに多く発生しました。
また、令和元年9月の千葉県内の大規模停電では、電力復旧時に「通電火災」とみられる火災が相次いで発生しました。

「通電火災」を予防するために
本市においても、台風の接近や落雷等による停電が頻発しています。
通電火災を起こさないために次のことに気をつけましょう。
【停電中】
◆ 停電中は、電気機器のスイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜きましょう。
◆ 停電中に自宅を離れる際は、ブレーカーを落としましょう。

【再通電時に確認すること】
◆ 電気機器に損傷がありませんか?
◆ 漏水で電気機器が濡れて、故障していませんか?
◆ 配線やコードが損傷していませんか?
◆ 燃えやすいものが電気機器の近くにありませんか?
※建物や電気機器に外見上の損傷がなくても、壁内配線の損傷や電気機器内部の故障により、再通電時から長時間経過した後に火災になる場合もあるため、煙発生等異常を発見した際は直ちにブレーカーを落とし、消防機関に連絡してください。
通電火災への備え『感震ブレーカー』ご存知ですか?
地震の揺れを感知し、自動でブレーカーを落としてくれるのが『感震ブレーカー』です。
地震の際は、ついつい慌ててしまい、ブレーカーを切らずに避難してしまいがち。
『感震ブレーカー』を備え、確実にブレーカーを切りましょう。