汐川干潟について
汐川干潟は、三河湾の最奥部に位置し、田原市東部の汐川河口から豊橋市南西部の杉山町地先にかけて広がる自然の干潟です。
汐川干潟
干潟とは
潮の満ち引きによって陸地が現れたり水面の下に隠れたりする砂や泥でできた平坦な場所のことで、海の塩水と川の真水が混じる汽水域(きすいいき)に存在する場合が多く、そこには生き物がたくさん住んでいます。
干潟は自然の中でもたいへん重要な役割を持っています。干潟の役割として、主に以下のようなことが挙げられます。
- いろいろな生き物を育てます。
- 干潟にすむ生き物が水や泥をきれいにします。
- 生き物と人との共生の場として、親しみ学べます。
汐川干潟の特徴
渡り性水鳥の全国有数の生息地として知られ、面積は約280ヘクタールと広く、本州の中でも有数の大きな干潟の一つです。場所は三河湾の最奥部で、田原市東部と豊橋市西部にまたがって存在します。
汐川干潟の場所
汐川干潟に生息する動植物
汐川干潟には様々な種類の動植物が生息しており、これらは汚れた泥や水から栄養分をとってきれいにしてくれます。また、汐川干潟にやってくる鳥類は渡り鳥も多く、ここに生息する貝やカニなどを食べて、お腹いっぱいにして旅立っていきます。これら動植物が干潟の水、ひいては河川から注ぐ三河湾内の水質をきれいにしてくれています。
植物(シバナ)
貝類(ウミニナ)
カニ類(アシハラガニ)
鳥類(シギの仲間)
干潟の生き物シアター