第35回吉田文楽保存会定期公演を開催します
400年以上前の慶長の時代から受け継がれているとされる豊橋市指定無形民俗文化財「飽海人形浄瑠璃」の公演を開催します。
今年は、豊城中学校人形浄瑠璃部による「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」に始まり、「二人三番叟」「お弓橋心中 お弓橋の段」、4年振りの演目「艶容女舞衣 酒屋の段」を披露します。
それぞれの演目で、昨年とは違った工夫をしていますので、初めて観る方は太夫、三味線、人形が一体となった舞台を、これまで観ていた方は昨年までとの違いをお楽しみください。

日時・演目など
○開催日時:令和8年11月22日(日)
開場13時00分 開演13時30分
○開催場所:豊橋市民文化会館 大ホール
○主 催:吉田文楽保存会
○共 催:豊橋市
○入 場 料:無料(申込不要、全席自由)
○演 目:
①傾城阿波の鳴門 順礼歌の段(けいせいあわのなると じゅんれいうたのだん)【部分】
人形浄瑠璃の中でも、一番人気のある演目の一つです。豊城中学校人形浄瑠璃部では、毎年校内の文化祭や地域公演にてこの演目を披露してきました。
お弓が我が子と知りながら、お鶴を追い返すシーンが有名です。人形だけでなく、太夫、三味線も一生懸命演技しますのでぜひご覧ください。
②二人三番叟(ににんさんばそう)
三番叟は五穀豊穣、子孫繁栄を願う舞いで、今ではその華やかさから劇場の開場や正月など祝賀行事の最初の出し物として取り上げられます。
演目は、前半「揉(もみ)の段」と後半「鈴の段」に分かれますが、後半の「鈴の段」を演じます。農作業の動作を模することで豊作を祈願する意があります。
今年は、保存会メンバーによる浄瑠璃に、お囃子を加え演じます。
③お弓橋心中 お弓橋の段(おゆみばししんじゅう おゆみばしのだん)
この演目は、令和3年度に豊橋市が実施した「伝統芸能後継者育成事業」の際に、教材として作られたもので、地域に残る民話の中から飽海人形浄瑠璃とも関係の深い「お弓橋」を題材としています。
定期公演では、令和5年に素浄瑠璃として初披露、昨年お話後半の心中道中の場面のみを人形浄瑠璃として演じましたが、今年は通しで上演いたします。
④艶容女舞衣 酒屋の段(はですがたおんなまいぎぬ さかやのだん)
実際にあった心中事件を題材にした世話物で、お園の「今頃は半七さん、どこにどうしてござろうぞ‥」というクドキが有名です。
吉田文楽保存会の前会長(吉田仲三)の十八番(おはこ)の演目の一つでした。第31回定期公演が最後となりましたが、新しいメンバーで4年ぶりに演じます。まだまだ前会長の域には達しませんが、応援していただければ幸いです。