骨髄バンクにご登録ください
骨髄バンクQ&A
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1 どのくらいの骨髄液を採取しますか?
採取する量は通常400~1200mLで、患者さんの体重に応じて採取量が決まります。
2 ドナー登録に費用はかかりますか?
ドナー登録は無料です。ただし、登録手続きの際の交通費は自己負担となります。骨髄・末梢血幹細胞の提供のための検査費用、入院費といった費用なども一切かかりません。
3 ドナーは患者さんを選べますか?
骨髄バンク事業は非血縁者間の提供を実施するもので、すべて公平に行いますので、ドナーが患者さんを選ぶことはできません。また、血縁者や特定の人への提供を目的とすることもできません。
4 ドナーが患者さんと面会することはできますか?
骨髄バンクの公平な運営と、相互のプライバシー保護のため、面会は認められません。ただし、個人が特定されない範囲であれば、日本骨髄バンクを通じて骨髄・末梢血幹細胞の提供後、2年以内に2回まで手紙を出すことが可能です。
5 骨髄・末梢血幹細胞の提供を断ることはできますか?
ドナー登録や提供は、あくまでも善意の自由意思によるものです。登録後も、各段階で提供意思の確認があり、その間は提供を断ることができます。ただし、最終同意後は患者さんは移植に備えて最終的な準備に入ります。特に化学療法や放射線照射を行う「移植前処置」後は血液を作る機能も失うため、この段階での同意の撤回は患者さんの命にかかわる可能性があることをご理解ください。
6 提供前に、本人だけでなく家族の意思も確認しなくてはいけないのはなぜですか?
提供に最終的に同意いただいた後にご家族の強い反対などでドナーが意思を撤回すると、患者には大きなリスクとなるため避ける必要があります。また、ドナーの方も、提供前に緊張や不安を抱くことが少なからずあり、ご家族の励ましや協力が力になることもあるようです。ご家族の意思の確認は、患者保護とドナーさんの安心という双方の観点からであることをご理解いただき、事前によく話し合っていただくようにお願いします。話し合うご家族がいらっしゃらないなどご事情がある場合には、コーディネート開始後、コーディネーターにご相談ください。
7 妊娠中や出産後に提供することはできますか?
ドナー(妊婦さん)と胎児の健康と安全の見地から、妊娠中はドナー登録および骨髄・末梢血幹細胞の提供はできません。出産後、1年を経過すれば可能です。ただし、授乳中は提供できません。
8 提供時の休業補償はありますか?
休業補償はありませんが、提供のために仕事を休んだドナーへの助成制度が、全国の自治体に広がっています。また、入院・通院のための特別休暇を認める「ドナー休暇制度」の導入企業も増えています。詳細はお住まいの市町村や勤務先にご確認ください。
9 事故が起きた場合の補償はありますか?
骨髄・末梢血幹細胞の提供の際に、万一健康被害が起こった場合は最高1億円の補償制度があります。死亡の際には一律1億円、後遺症には程度により400万円~1億円が補償されます。これまで骨髄バンクでは平成5年の第1例実施から、令和5年3月までに2万7千例以上の骨髄・末梢血幹細胞採取が実施されましたが、このうち242例に入通院保険などが適用されています。
10 過去に死亡事例はありますか?
日本の骨髄バンクを介した骨髄・末梢血幹細胞採取では、死亡事例は発生していません。しかし、過去に海外で5例(血縁者間3例、非血縁者間2例)、日本で1例(骨髄バンクを介さない血縁者間)のドナー死亡事例が報告されています。健康なドナーであっても通常の手術と同様に、麻酔中に緊急の処置を行う可能性がわずかながらあるため、採取病院では最大限の注意をはらい、万全の体制で骨髄採取を行います。
11 ドナー登録の取り消し、保留の手続きは?
ドナー登録はいつでも取り消しや保留ができます。「造血幹細胞移植情報サービス」内の登録内容変更ページから変更、または最寄りの日本赤十字社ブロック血液センターへお電話でお知らせください。長期間海外へ赴任する場合もお知らせいただければ、ドナー登録保留の手続きを行います。帰国後、保留解除の手続きをとってください。また、妊娠・育児期間中の登録保留についてもご連絡ください。
12 携帯電話番号、住所などの登録・変更方法は?
登録後、携帯電話番号、住所などの変更、追加登録をする場合は、次のいずれかの方法で住所変更の手続きをお願いします。
〇「造血幹細胞移植情報サービス」ホームページから変更する。
〇最寄りの日本赤十字社ブロック血液センターに電話で連絡する。
問合先
〒441-8539 豊橋市中野町字中原100番地
豊橋市保健所 保健医療企画課
電話番号 0532-39-9111/FAX番号 0532-38-0780