都市計画道路の見直しについて
都市計画道路は、円滑な都市活動を支えるとともに、都市の骨格を形成し、貴重な空間となる根幹的な都市施設として、都市計画法に基づき計画決定された道路のことです。豊橋市では、60路線、延長約265.1Kmが計画決定されており、うち約182.6km(約69%)が整備済となっています。(平成31年3月末現在)
その一方で、約83kmの未整備区間が残っており、都市計画決定されてから30年以上経過してしまった区間もあります。
このため、人口減少や高齢化をはじめとする社会情勢の変化、財政状況の変化、都市計画道路の区域内に対する土地利用の制限などを考慮し、平成25年度から都市計画道路の見直しに取り組みました。
(参考資料1)都市計画道路ネットワーク構築の流れ/pdf( 57KB )
見直しの考え方と評価結果
見直しの方向性として、未整備路線の必要性や事業の実現可能性などを総合的に検証・判断し、市全体の将来の都市計画道路ネットワーク(道路網)を踏まえ、各路線の方向性を以下のように分類し、路線ごとに評価結果をまとめました。
表-1 都市計画道路見直し分類
種類
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内容
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現行存続
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現在の都市計画を基本的に継続する(整備を前提)
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変更候補
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現在の都市計画の一部または全体を変更する
(車線、線形、構造などの見直し、整備を前提)
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廃止候補
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都市計画道路の一部または全体を廃止する
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検討継続
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県決定路線など、現時点では最終判断ができない区間
交通状況、都市構造、上位計画道路の変化や進捗を見ながら、広域的な見地も加え、今後整備の有無も含めた検討を継続する
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表-2 評価結果
種類 |
延長(m) |
構成比(%) |
備考 |
現行存続
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58,365
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59.0
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(都)豊橋鳥羽線、(都)東三河環状線の2車整備済区間含む |
変更候補
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13,880
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14.0
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新規整備路線(合計2,400m)含む |
廃止候補
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8,450
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8.5
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検討継続
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7,990
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8.1
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(都)東三河環状線2車線提言区間 |
検討継続(廃止)
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10,290
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10.4
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(都)東三河環状線、(都)一色高洲線、(都)大岩富士見線 |
合計
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98,975
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100
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注)(都)=都市計画道路
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都市計画道路ネットワーク
検討結果をもとに、都市計画道路ネットワークを整理しました。この都市計画道路ネットワークは、本市が目指すべき将来の都市計画道路網です。
都市計画道路整備プログラム
都市計画道路の見直しを行い、その評価に基づき、将来の都市計画道路ネットワークを検討しました。
今後、交通渋滞への対応を図りながら、限られた費用の中で道路整備を効率的・効果的に進めるためには、あらかじめ整備時期を明確にすることが重要です。
そこで、都市計画道路整備プログラムとして、未整備都市計画道路の整備時期を分類することにしました。
都市計画道路見直し結果の公表
以上の内容について、「豊橋市都市計画道路見直し結果」としてまとめました。
豊橋市都市計画道路見直し結果/pdf( 7271KB )