ご存じですか?地域包括ケアシステム
地域包括ケアシステムとは、要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されるシステムのことです。
2023年現在、豊橋市における65歳以上の高齢者の割合は26.3%(4人に1人)となっており、今後さらに増加していく見込みです。
今後、認知症高齢者の増加も見込まれることから、認知症高齢者の地域での生活を支えるためにも、地域包括ケアシステムの構築が重要です。
1.かかりつけの医師・歯科医師・薬剤師を持ちましょう
住まいの近くにある診療所や病院・歯科医院・薬局の先生を「かかつけの医師・歯科医師・薬剤師」として決めておくと、皆さん一人ひとりのこれまでの病気や生活状況、家族の状況などから、病状を総合的に判断して適切なアドバイスをもらえたり、専門的な検査や治療が必要なときには、それにあった病院を紹介してもらえたりします。
また、いざというときの往診にも対応してもらえることがあります。
2.医療と介護の連携
在宅で医療や介護のサービスを受けながら安心して生活を継続するためには、医療・福祉・介護等の連携が鍵となります。医師、歯科医師、薬剤師、看護師等の医療職と介護職がそれぞれの知識や訪問時のご本人の様子などの情報を共有し合うことで、心身の状態に応じた適切な支援を行うことができます。
3.電子@連絡帳について
住み慣れた自宅等での医療や介護を希望する方に、これまで以上の安心を得ていただくためには、きめ細かな情報共有による、多職種のしっかりした連携が課題となりますが、それを解消するための手段として、電子@連絡帳があります。
電子@連絡帳は、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などを利用し、医療・福祉・介護等の在宅医療に関わる多職種が、対象者の個人情報を守りながら情報共有を行うことができるシステムで、豊橋市では平成25年6月から運用を開始しています。