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家畜ふん堆肥の利用について
家畜ふん堆肥の利用について

家畜ふん堆肥の利用について

家畜ふん堆肥を使った環境にやさしい農業とは?

 農業は食料の生産だけでなく、環境保全等のさまざまな機能を果たしており、私たちが豊かに暮らすためには欠かせないものです。しかし一方では、肥料や農薬を必要以上に使用することによる土壌や水質への負荷が指摘されています。

 農林水産省においてもみどりの食料システム戦略が策定され、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現ための取り組みが進められています。

 本市は農業と畜産業がともに盛んで、耕種農家は畜産業により生産された堆肥を比較的容易に利用することができます。そこで本市では、こうした恵まれた条件を生かし、環境にやさしい農業を確立する取り組みのひとつとして、家畜ふん堆肥を利用することにより化学肥料の使用量を削減し、適正な量の施肥を行う取り組みを進めています。
 

市内の堆肥情報一覧

たい肥生産者情報(乳用牛・肉用牛等).pdf( 107KB )

たい肥生産者情報(豚).pdf( 125KB )

たい肥生産者情報(鶏・鶉・ほか).pdf( 415KB )

 

肥料としての効果(肥料的効果と地力的効果)

  家畜ふん堆肥の肥料としての効果は、作物がすぐに養分として利用できる肥料的効果と、微生物が徐々に分解することにより翌年以降に肥料成分となる地力的効果に分けられます。これらの効果による肥料成分について、その量を考慮し化学肥料を減らしても作物の生育に大差ないことが多くの試験で実証されています。つまり、堆肥から得られる肥料成分は化学肥料から得られる成分の代替として充分に機能を果たすといえます。

 しかしながら、これまでは堆肥の持つこれらの効果が軽視されてきました。そのため、作物の吸収可能量を超えた施肥が行われがちとなり、環境への負荷が指摘されていました。 今後はこれらの効果を重視し、作物が必要とする分だけの適正な施肥に努める必要があります。

 家畜ふん堆肥は土壌中の有機物を増やし、これが土壌中の微生物やミミズ等のエサになるため、その活動を活発化させます。この結果、土がフカフカになり水はけ・水持ちがよくなるなどの土壌改良効果が得られます。この効果により作物が健全に生長し、安定的な収穫量が得られるようになります。また同時に、土壌環境の改善により病害虫が繁殖しにくい環境が作られ、農薬使用量の削減が期待できます。
 

家畜ふん堆肥の特性

 家畜の種類により堆肥の肥料成分・分解特性は異なります。また、同じ家畜同士でもエサや製造方法等の様々な要因により、成分・特性にばらつきが生じるのが普通です。このため、自分が使う堆肥の成分・特性を知ることが重要となります。堆肥の利用にあたっては堆肥情報一覧表の成分表示を参考にしてください。

 

【堆肥による効果の大きさ】 

  肥料的効果 地力的効果 土壌改良効果
牛ふん堆肥
豚ふん堆肥
発酵鶏ふん
 
【堆肥による効果の大きさ】
  露地作物 施設作物
(野菜・花き・果樹)
樹園地
(果樹・茶)
水稲
牛ふん堆肥 3,000 2,000 2,000 2,000
豚ふん堆肥 2,000 1,000 1,500 1,000
発酵鶏ふん 600 400 400 300

 

化学肥料削減のために

 化学肥料の使用量を減らすためには、①家畜ふん堆肥によって得られる肥料成分(肥料的効果)、②前年以前に施肥された有機物が徐々に分解されることにより得られる肥料成分(地力的効果)、③前作の栽培後に土壌に残存している肥料成分について、把握する必要があります。
家畜ふん堆肥から得られる肥料成分は化学肥料と同様の効果が期待できますので、これら三つから供給される肥料成分を化学肥料成分の代替物と見なすことで、その分の化学肥料の使用量を減らすことができます。
 
【家畜ふん堆肥1tあたりの化学肥料成分代替量の目安(代替量kg)】
  窒素 リン酸 カリウム
牛ふん堆肥 0 7.5 13.5
豚ふん堆肥 1.5 14.9 9.9
発酵鶏ふん 5.6 36 32.4

化学肥料成分代替量の計算方法

 本ホームページ堆肥情報一覧表に表示されている成分割合(乾物あたり)の数値を用いて化学肥料成分代替量を算出するための方法は以下のとおりです。

 ステップ1
乾物あたり成分割合と水分から現物あたり成分割合を算出し、この値から現物あたり成分量を算出します
例)発酵鶏ふん1t、窒素成分割合10%(乾物あたり)、水分20%の場合
現物あたり成分量=乾物あたり成分量(10%)×(1-水分(20%)/100)=8%
発酵鶏ふん1000kg×(8%/100) =80kg
よって、発酵鶏ふん1tの現物あたり窒素成分量は80kg

ステップ2
現物あたり成分量と有効化率(右表参照)から化学肥料成分代替量を算出します
例)発酵鶏ふんの窒素成分量80kg(現物あたり)、有効化率20%の場合
化学肥料成分代替量=現物あたり成分量(80kg)×有効化率(20%/100)=16kg
よって、発酵鶏ふん1tあたりの化学肥料成分(窒素)代替量は16kg
 
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