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家畜ふん堆肥の利用について
家畜ふん堆肥の利用について

家畜ふん堆肥の利用について

家畜ふん堆肥を使った環境にやさしい農業とは?

 農業は食料の生産だけでなく、環境保全等のさまざまな機能を果たしており、私たちが豊かに暮らすためには欠かせないものです。しかし一方では、肥料や農薬を必要以上に使用することによる土壌や水質への負荷が指摘されています。

 農林水産省においてもみどりの食料システム戦略が策定され、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現ための取り組みが進められています。

 本市は農業と畜産業がともに盛んで、耕種農家は畜産業により生産された堆肥を比較的容易に利用することができます。そこで本市では、こうした恵まれた条件を生かし、環境にやさしい農業を確立する取り組みのひとつとして、家畜ふん堆肥を利用することにより化学肥料の使用量を削減し、適正な量の施肥を行う取り組みを進めています。
 

市内の堆肥情報一覧

 

 

家畜ふん堆肥の効果

・作物に栄養成分の補給ができます。

・土壌団粒が形成され、浸透性、保水性、通気性が改善されます。

・肥料を保持する力が高まります。

 

 

家畜ふん堆肥の特性

 家畜の種類により堆肥の肥料成分・分解特性は異なります。また、同じ家畜同士でもエサや製造方法等の様々な要因により、成分・特性にばらつきが生じるのが普通です。このため、自分が使う堆肥の成分・特性を知ることが重要となります。

 

【堆肥の施用基準】
  水 稲 豆類
雑穀
飼料
作物
露地
野菜
果樹 施設
野菜

施設
花き
施設
果樹
牛ふん堆肥 2,000 2,000 2,000 3,000 3,000 2,000 2,000 2,000 2,000 2,000
豚ふん堆肥 500 1,000 1,000 2,000 2,000 1,500 1,500 1,000 1,000 1,000
発酵鶏ふん 300 300 300 600 600 400 400 400 400 400
単位:kg/10a・年(現物当たり:水分50%換算) 出所:愛知県農業水産局農業経営課 『有機質資材施用基準』

・施肥基準はあくまで目安値です。その時々の堆肥の成分や土壌の状態によって変動します。

・入手された堆肥を、更に自分のほ場にて発酵させる場合などはシート等で覆うなどして、におい対策・排汁対策をしてください。

・堆肥によっては、においを放つものもあります。施用するときは天候に留意するとともに、できるだけ早く鋤き込むなどし、近隣の迷惑にならないよう、十分注意してく ださい。

 

堆肥の上手な使い方

・家畜ふん堆肥でも、家畜の種類によりそれぞれ性質、肥料成分等が違います。上記の堆肥の施用基準を目安に使い分けるようにして下さい。

・肥料成分が多く効き目の早いものは鶏ふん堆肥、肥料成分は少なめでじわじわ効き目の現れる土壌改良に適したものは牛ふん堆肥、豚ふん堆肥はその中間です。

・堆肥を使ったら、その分化学肥料の量を減らしましょう。(堆肥成分のうち、リンの100%、カリの100%が肥料として利用されます。)

・肥料成分の流亡を防ぐため、できるだけ作付け直前に施用します。ただしCN比(炭素・窒素)の高いものについては作物への影響を防ぐために早めに施用します。

・季節によっては、製品堆肥がなかったり、注文が殺到して不足する場合があります。お早めに注文し必要量を確保しましょう。

参考:愛知県農業水産局 畜産課「愛知県家畜ふん堆肥マップ 利用にあたっての注意点」

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