免疫をつけるためにワクチンを接種したとき、免疫がつく以外の反応がみられることがあります。これを副反応といいます。
副反応には、接種した場所(局所)の赤み(発赤)、はれ(腫脹)、痛み(疼痛)等が挙げられますが、通常2~3日で消失します。全身性の反応としては、発熱、頭痛、寒気(悪寒)、だるさ(倦怠感)などが見られますが、こちらも通常2~3日で消失します。
また、まれではありますが、ショック、アナフィラキシー様症状(発疹、じんましん、赤み(発赤)、掻痒感(かゆみ)、呼吸困難等)が見られることもあります。ショック、アナフィラキシー様症状は、ワクチンに対するアレルギー反応で接種後、比較的すぐに起こることが多いことから、接種後30分間は接種した医療機関内で安静にしてください。ワクチン接種後に体に異常があるときは、ワクチンを受けた医療機関やかかりつけ医等にご相談ください。
そのほか、重い副反応の報告がまれにありますが、副反応の原因がワクチン接種によるものかどうかは、必ずしも明らかではありません。予防接種をする前あるいは後に紛れ込んだ感染症や別の原因等の可能性もあります。
予防接種法に基づく予防接種を受けた方に健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、健康被害救済制度による給付の対象となります。詳しくは
こちら。
更新日:2024年12月27日