概要
農林水産省により令和3年5月に策定された「みどりの食料システム戦略」に基づき、農林水産業の生産力向上と持続性の両立を図ることを目的とし、各地域の状況に応じて、環境負荷軽減と持続的発展に向けた地域ぐるみのモデル的先進地区の創出を支援する。
事業内容及び事業実施主体
1 有機農業産地づくり推進
(1) 事業内容
地域ぐるみで有機農業に取り組む市町村等の取組を推進するため、有機農業の団地化や学校給食等での利用など、有機農業の生産から消費まで一貫し、農業者のみならず事業者や地域内外の住民を巻き込んで推進する取組の試行や体制づくりを支援。
(2) 事業実施主体
市町村が参画する協議会
2 有機転換推進事業
(1) 事業内容
有機種苗の購入や土づくり、病害虫が発生しにくいほ場環境の整備といった有機農業の生産を開始するにあたり必要な経費を支援。
(2) 対象者
ア)有機農業に取り組む新規就農者
イ)慣行栽培から有機農業への転換に取り組む農業者
(3) 対象農地
慣行栽培から有機農業への転換初年度となる農地
(4) 単価
10aあたり2万円以内
3 グリーンな栽培体系への転換サポート
(1) 事業内容
化学農薬・化学肥料の使用量低減、有機農業面積の拡大、農業における温室効果ガスの排出量削減を推進するため、グリーンな栽培体系への転換に向けた産地に適した技術の検証や定着を図る取組等を支援。
(2) 事業実施主体
農業者、実需者、農薬メーカー、肥料メーカー、ICTベンダー、農機メーカー、農業協同組合(営農指導事業担当)、市町村、都道府県等により構成された協議会
4 SDGs対応型施設園芸確立
(1) 事業内容
SDGsに対応した抜本的な環境負荷軽減と収益性向上を両立したモデル産地を育成するため、SDGs対応に向けた検討会の開催や実証・普及の取組を支援。
(2) 事業実施主体
農業者又は農業者の組織する団体及び都道府県又は市町村を必須の構成員とする協議会
5 地域循環型エネルギーシステム構築
(1) 事業内容
地域の再生エネルギー資源を活用した地域循環型エネルギーシステム構築のための営農型太陽光発電のモデル的取組及び未利用資源(稲わら、もみ殻、竹、廃菌床等)のエネルギー利用を促進する取組を支援。
(2) 事業実施主体
農業者、発電事業者及び都道府県・市町村・農業委員会又は地域の農業者の組織する団体を必須の構成員とする協議会
6 持続可能なエネルギー導入・環境負荷低減活動のための基盤強化対策
(1) 事業内容
地域のバイオマスを活用したエネルギー地産地消の実現に向けたバイオマスプラント等の施設整備、バイオ液肥の利用促進のためのバイオ液肥散布車の導入、良質な堆肥等の生産・肥料配合や広域流通に必要となる施設整備等を支援。
(2) 事業実施主体
民間団体等
7 持続可能なエネルギー導入・環境負荷低減活動のための基盤強化対策のうちバイオマスの地産地消
(1) 事業内容
家畜排せつ物、食品廃棄物、農作物残渣等の地域資源を活用し、エネルギー地産地消の実現に向けた施設整備を支援。
(2) 事業実施主体
民間団体等
その他
・その他、事業の詳細等につきましては、農林水産省ホームページをご確認ください。
→農林水産省「みどりの食料システム戦略」
・本市においても予算化が必要となりますが、時期によっては要望に沿いかねる場合もありますのでご了承ください。
申込方法
本事業を要望される場合、豊橋市役所農業支援課までご相談ください。
・メール:nogyoshien@city.toyohashi.lg.jp
・電 話:0532-51-2474
※時期によって事業実施のタイミングや要望できる事業、内容が異なりますので、お早めにご相談ください。