(1)路面電車 車体広告デザインの手引き
◆ 美しいデザインで、企業とまちの魅力アップ ◆
豊橋市では、これまで、市電をまちのシンボルとし、センターポール化をはじめとした道路景観整備など、市電を活かした魅力ある都市整備が官民一体で進められてきました。
一方で、市電の車体広告について、収益の確保と景観への配慮を両立することが課題となっていました。
そこで、『路面電車 車体広告デザインの手引き』を作成しました。「景観に配慮し、まちの魅力を高める」、「美しく表現し、心地よく伝える」といった車体広告の姿勢や、具体的なデザインの際に参考となる配慮点などをまとめています。
車体広告のデザインは、社会に対する企業の姿勢も表します。周辺景観に配慮したデザインで魅力ある景観づくりに貢献すれば、市民の企業に対する共感が生まれ、社会的評価や企業価値も高まるでしょう。
企業とまちの魅力アップのために、本手引きを是非ご活用ください!

◆ ユタカ自動車学校号
デザインコンセプトは、「街に馴染み、未来を乗せる」
「路面電車 車体広告デザインの手引き」に沿ってデザインされた第1号のラッピング電車。まち並みの景観に溶け込むよう、深緑色とクリーム色を基調としたデザインとなっています。ユタカ自動車学校の担当者の方は、「豊橋の街を走る“動く景観”として、地域の方に親しまれることを目指したい」という思いを込めて、時間をかけて検討されたそうです。


▲ 昭和の時代を彷彿とさせるレトロなデザイン ▲ 発車式より運行開始!(令和7年8月29日)
◆ 豊橋けいりん号
昭和レトロのコンセプトでPRを展開する豊橋競輪場は、路面電車にも共通するレトロのなイメージで全体をまとめています。ベースカラーには、センターポールと同色を採用し、公会堂などの歴史的建築物や鬼祭りなどの伝統行事の風景との調和もイメージしながらデザインしています。


▲ まち並みやセンターポールと調和するデザイン ▲ レトロな車両がまち並みを彩る