人間・科学・自然の調和を目指して
「サイエンス・クリエイト21計画」は、21世紀の地域を創造するために、豊かな人間生活、先端的な科学技術、生命を包み込む自然環境の調和を目指し、豊橋と浜松を結ぶハイウェー(豊橋東バイパス)沿いに展開する地域計画です。
先端技術面の先駆けとして、豊橋技術科学大学が昭和51年に開学し、大学院大学として高度な研究開発の拠点となっています。さらに、産学官共同研究開発の場、豊橋サイエンスコアが通産省のリサーチコアとして、平成4年に開業し、先端技術開発の基盤は順調に整備されています。
一方、サイエンス・クリエイト21計画が展開される豊橋市は、東海道の中央に位置し、東京・大阪の大都市集積との連携の十分に保たれ、中部の拠点都市である名古屋は生活圏域内にあります。第ニ東名高速道の計画も進展し、高速交通時代に対応した地理的な優位性は高まりつつあります。また、豊橋市の人口は38 万人と、都市として理想的な規模にあり、都市機能の一層の充実を目指して都心の再整備も進んでいます。
さらに、日本有数の農業生産地として、緑豊かな自然環境を有しており、三河湾、遠州灘の海洋リゾート、奥三河山間部の高原リゾートも、未来を築く創造性を喚起します。広大な水域及び後背地を持つ豊橋港は、日本を代表する自動車流通港として、大きな開発ポテンシャルを持っており、サイエンス・クリエイト21 計画と密接な連携を保っています。