農業振興部会の視察研修会を開催
名古屋植物防疫所中部空港支所
JAあぐりタウン「げんきの郷」
私達農業振興部会は11月25日に、名古屋植物防疫所中部空港支所とJAあぐりタウン「げんきの郷」へ視察研修へ行きました。中部空港に入るゲートでは入場手続きのため30分ぐらいかかり、セキュリティの厳しさを実感しました。
輸入品の多くは花等の苗で84%ぐらいが切り花、野菜の順番だそうです。花の苗はカーネーション、菊が多く愛知県の特産品が多いようです。検査はサンプルを抜き出し、すべて手作業で行います。
また、今、問題となっているのは、ウメ輪紋ウイルスだそうです。モモ、スモモなどの植物に広く感染する重要な植物ウイルスであり、1915年にブルガリアで発見されて以来、欧州、アジア、北米、南米等でも確認されています。
これまで、ウメへの自然感染の報告はありませんでしたが、2009年に東京都青梅市で初めて確認されました。発症すると伐採するしかないそうです。施設研修では、防疫の大切さと、日本の農業を病気や害虫等から守る重要な所であることを再認識をしました。
次に「げんきの郷」ですが、平成12年にオープンをして平成24年度には20億円の売上だそうです。個人の売上でも一千万円以上の方が30名ほどいるそうです。野菜などの品質も良く、豊橋の食彩村よりも少し高いかなと思いました。
平成26年12月 農業委員 水野 敏久
海外からの農産物を冒す病害虫の侵入を未然に防ぐ名古屋植物防疫所中部空港支所を視察しました。
植物防疫所は病害虫の未然防止を目的として輸出入される植物を対象に病害虫の有無を検査し、発見された場合は農作物の安定生産のため消毒もしくは廃業処分することを主な業務としています。
また、日本への持ち込みが禁止されている国・地域の植物(果物が主)については、旅行客が持ち込む数量の4割が廃棄処分となっているそうです。この数字は予想以上に多いのではないでしょうか。
午後からは、大府市にあるJAアグリタウン「げんきの郷」を視察しました。農業の6次産業化が叫ばれているなか、いち早く取り組んだ当施設を見学し、地産地消のあり方等について勉強しました。
平成26年12月 農業委員 白井 隆好
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