農業委員・農地利用最適化推進委員の視察研修を開催
平成30年11月30日、長久手市にある愛知県農業総合試験場を視察しました。この試験場では、日々多く
の職員が愛知県の農業を新技術で支えるための研究に取り組んでいます。
内容としては、水稲・野菜・果樹・畜産など愛知県で生産する作物全般の研究や育種で、主要農産品のトマト
「サンドパル」、シソ「愛経1号」など地元愛知の気候に合った品種の育種から品種登録を行い、イチゴやフキ
などのウイルスフリー苗と共に県内農家に提供しているそうです。
また、環境面の研究も進んでいて、「あぐりログ」という温室環境モニタリングシステムを企業と共同開発し
て、現在、実用段階に入っているそうです。このシステムを設置すれば、月々数千円のサービス料で自分のスマ
ホやパソコンを使用し、ハウス内の温度、湿度、CO2濃度などが確認でき、現在県内で800台程が使用中と
のことです。
農業技術の日進月歩に農家もアンテナを高くして新しい情報を入手し、周りの波に乗り遅れないようにしたい
ものです。
平成30年12月 農業委員 鈴木 延安
平成30年11月30日、大府市にあるJAあぐりタウン「げんきの郷」を視察しました。「げんきの郷」は、
アグリルネッサンス「農と食、環境と福祉、文化をテーマとした健康・安全の地域づくり」を事業目標とし、地元
農畜産物をはじめ、海産物、地元野菜にこだわったお弁当、総菜など、新鮮で豊富な品揃えの直産所を中心とした
複合施設です。
施設内には農地を利用した体験農園もあり、野菜を育てる体験、収穫体験など、「農と食」のイベントも開催さ
れているそうです。食を支える根本である農業に関する知識、体験も含んだ「食農教育」の大切さを伝えていると
思います。
「げんきの郷」は、買う、食べる、遊ぶ、学ぶ、収穫するなど様々な体験ができ、ふれあい広場、温泉や足湯が
あり、子供から高齢者まで幅広い世代の皆さんが楽しんで利用できる魅力ある施設だと感じました。
平成30年12月 農業委員 村田 恵理子