家計におけるお金の整理。前回は、まずは出て行ったお金に着目するために、レシート(支払明細書)を1か月集めることから始めました。
さて、ここからは、集めたレシートを自分なりに考え、『3つの箱』に分けてみましょう!
箱(1)【ニーズ:生活するために必要なお金】
住居費・電気・ガス・水道・食費・必要最小限の衣類や鞄・学用品・給食費など
箱(2)【ウォンツ:楽しみや人のためのお金】
レジャー・外食・嗜好品・高価な衣類や鞄・将来の教育費など
箱(3)【万が一のためのお金】
貯金・保険など
分けてみてどうでしたか?
箱によって偏りはありましたか?
子どもにお金の使い方を教えるときに、ニーズ(必要なもの)なのかウォンツ(ほしいものなのか)を考えさせる方法があります。大人の私たちでさえ、お金は有限だと理解していても、意外とニーズとウォンツを意識することは難しいですよね。
買い物をするとき、まずはニーズとウォンツを意識する習慣をつけてみてください。そのうえで、ニーズとウォンツを上手くコントロールできるようになりましょう。
その次に、3つ目の箱「万が一」の重要性を考えてみましょう。この箱は、社会保険制度だけでは補いきれないお金の準備です。
日本には病気やケガ(医療保険)、失業(雇用保険)、働けなくなった老後(年金保険)などの保障がありますが、一部の自己負担や国の保障だけでは不足が発生する場合もあります。そのための準備が必要です。
【お金の整理のポイント】
1.ニーズとウォンツを意識して買い物をする
2.ニーズ、ウォンツ、万が一の「3つの箱」で整理する
3.自分の消費行動を振り返る
4.ウォンツにお金をかけすぎていないか?などの分析をする
さらに、4つ目の箱「投資するお金」である、iDeCo(イデコ)やNISA(ニーサ)などの準備ができるといいですね。
投資については、また別の機会にお話します。お楽しみに。