「キャリア」という言葉を聞いて、どのようなことを思い浮かべますか?
一般的には人の経歴や履歴、専門的職業をイメージするかと思いますが、近年では「キャリア」は職業生活だけでなく人生や生き方を表します。
「何か身に付く勉強がしたい」「海外旅行に行きたい」「友人を増やしたい」・・・という夢や希望をどうやって実現させていき、将来なりたい姿やありたい自分を、自分の職業生活も含め主体的に、キャリアをデザインすることが大切です。
2020年からは、子どものキャリアデザイン教育もはじまりました。
【引用】キャリア教育/文部科学省公式サイト
「今、子ども達には、将来、社会的・職業的に自立し、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実践するための力が求められています。この視点に立って日々の教育活動を展開することこそが、キャリア教育の実践の姿です。
子ども達の発達の段階にふさわしいキャリア教育をそれぞれの学校で推進・充実させましょう」
となっています。
私たちは毎日お金を使っています。そのお金は働く事(職業生活)で得られます。
では、そもそも人はなぜ【働く】のか? を考えてみましょう。
(1)「収入」・・・働くことで収入を得て生計を立てていくためです。
(2)「役割」・・・働くことによって社会の一員として役割を果たします。
仕事を通して自分の能力を発揮する。新しい知識や技能を身につけ成長することもできます。
(3)「満足感・達成感」・・・仕事をやり遂げた満足感や達成感を得られます。
そこから自信が生まれ働く喜びとなったり、自分のつくった商品やサービスが社会に喜ばれ生きがいになったりもします。
自分や子ども達が、どんな仕事に就いたとしても、その仕事をするといくら稼げるかということだけを価値とするだけでなく、自分に「仕事の価値」や「働く意味」をもたらしてくれるような働き方(職業生活)も含め、人生の目標や希望をはっきりさせ、自分の意志で【キャリアデザイン】をし、行動できるといいですね。