子どもの【おこづかい】の渡し方には、3つの方法があります。
定額制:毎回決まった金額なので「お金のマネジメント」が上達しやすいのがメリットですが、デメリットとして子どもたちが部活や習い事で忙しくなると、お手伝いをしなくなります。それでも、おこづかいをもらえるので「お金は労働の対価」が伝わりづらくなります。
報酬制:お手伝いなど働いた分に応じて渡すので、「お金は労働の対価」という概念が分かり、お金を稼ぐ大変さを実感できるメリットがあります。ただ、なんでもお金に置き換えたり、お金がもらえないとお手伝いをしなくなるというデメリットが起きます。
ミックスしたもの:大人のお給料と一緒で、1階部分に固定給がわりの「定額制」があり、2階部分に報酬部分として「報酬制」があります。「報酬制」の部分=頑張った分をシールやスタンプにすると、子どもの頑張りが見える化するのでわかりやすいかもしれません。
大切なポイントは、【おこづかい】を通してお金の役割がわかることでした。
ここで、お金の3つの役割『交換』『尺度』『貯蔵』の解説をしたいと思います。
役割
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機 能
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交換
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お金を媒介としてモノやサービスと交換できます。
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尺度
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金額という数字で表すことで価値をある程度見える化できます。
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貯蔵
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腐ることなく保管でき、価値を貯め必要な時に利用できます。
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まずは、お金の役割を理解し、これらの機能を生活の中で掛け合わせ使いこなせるようになることが重要なのです。
お金は、私たちが生活するためになくてはならないツールです。そのお金は、労働の対価です。だからこそ、お金を知り、【お金を稼ぐ】【お金を上手に使う】【お金貯める】【お金を増やす】など、お金と上手に付き合うことができ、より豊かな生活ができる大人になって欲しいものです。