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お金を稼ぐ力を養う
お金を稼ぐ力を養う

 女性が子育てをしながらお金を稼ぐのは難しい。そう感じている人が多いです。
しかし、本当にそうでしょうか?また、どうして、そう感じる人が多くなってしまったのか?

 今回は「お金を稼ぐ力を養うための方法」をテーマに、一緒に考えていきましょう。

 高齢女性の現状から見ていきたいと思います。65歳以上の既婚者の貧困率は約13%に対して、未婚、離別の場合の貧困率はそれぞれ約43%。死別の場合は、遺族年金が下支えしていることもあり32%と、少し低くなっています。(厚生労働省 国民生活基礎調査2021年分より)


 この状況は、ひとり親世帯の貧困率である約45%と変わらない、深刻な状況となっているのです。

 また、この原因が、「女性は養われるもの」という、性別役割分担意識が強いことだとも言われていて、労働できる年齢の時に、無職、パート、派遣での短時間労働者が多かったことも分かっています。

 労働できる年齢である「今」どう働き、いかに稼ぐ力を養えるかが、10年後、20年後の未来を創っていきます。

 とは言え、こどもが小さい、病気をしやすい、家事との両立が難しい・・・と考えてしまうかもしれません。しかし、こどもが小さいから働かない・短時間労働にするという選択をするのではなく、長い目で見れば自分自身のお金を稼ぐ力を養うための、キャリアの構築までを計画した仕事選びが、あなたとこどもの未来に大きく影響を及ぼすことになるのです。

 では、どう動けば、お金を稼ぐ力がつくのか?


1.必要額を把握しましょう

 いくらあれば、生活に困らないのか?ここの把握はできていますか?最も基本となるところです。ライフプランニングを受けてみることをお勧めします。「ひとり親家庭のしおり」を使って、ご自分でも家計の見直しができます。

 ・「令和5年度版 ひとり親家庭のしおり」(PDF/1.8MB)
 ※令和6年度版は令和6年7月頃発行予定です。

2.毎月の生活費以上の収入になる仕事を探そう
 養育費、児童扶養手当、児童手当は生活費として使わずに貯めておく生活を作りましょう。養育費を受け取っている場合も、全額貯めておくことで教育費の準備ができ、不安がひとつ軽減できます。児童扶養手当は収入が上がると減額又は停止となります。つい、減額又は停止にならない範囲の収入になるよう働こうと考えがちですが、減額又は停止になっても手当に頼らない働き方をするのは、生涯賃金に大きく影響します。

 

3.楽しく長く働く

 生活の安定のために、仕事を継続することも重要となります。嫌々働く姿はこどもたちには見せたくないものです。目先だけでなく、未来を見据えた稼ぐ力をつけていきましょう。

 
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