親はこどもの未来を創ります。日々の生活のあれこれと同時に、こどもの未来にとって大切となるのは教育費の確保です。しかし、日々の生活の中で、貯金のためのお金を残すのは簡単なことではありません。ただ、少額の貯金を継続していくことで、大きな教育費を確保することが可能になります。この貯金を「こどもミライ貯金」と呼び、未来のこどもたちの大きな力になるように、今日から始めてみませんか?
【教育費の現状】
大学までの教育費は、全て公立の場合でも、約800万円の費用が必要※と言われています。私立の場合はその倍になることもあり、この費用を用意することが生活の中で大きな壁となっているご家庭も多いのが現状です。一般家庭でも大きな壁となるので、ひとり親家庭では更にその壁は厚く高いとも言えます。
※参考:日本政策金融公庫・国の教育ローンメニュー
(外部リンク https://www.jfc.go.jp/n/finance/ippan/kyoikuhi/cost.html)
【こどもミライ貯金として計画的に】
厚く高い壁を乗り越えるためには、早め早めの準備が大事になります。 「わずかな金額でも、継続すれば大きな貯金になる」これが「こどもミライ貯金」のポイントです。たとえば、每月、1万円を貯金すれば、とても大きな金額になるのです。
月1万円の貯金を10年継続すると、120万円。これを15年継続すると、180万円になります。
たとえ月の貯金額が小さくても、これを継続することで、大きな教育費を確保できるのです。1ヵ月の貯金額が増えたり、時間が長くなるにつれ、その武器は大きな重みを持ち始めます。
【養育費を全額貯蓄のすることの安心感とメリット】
養育費は相手の状況が変わった時に変動が起こる可能性があります。また、児童扶養手当はキャリアを構築する中で卒業できた時のことを考えると、生活費として消費してしまうのはリスクがあります。さらに、用途に分けた方が貯金しやすいこともあり、「養育費=教育費貯金」、「児童扶養手当=予備・緊急費、娯楽費貯金」など、入金されたまま使わなければ自動的に貯金ができます。
今聞いても「難しい」と思われるかもしれませんが、貯金の目的ができると、そのために収入を上げるにはどうしたらよいか?養育費を生活費に入れないためにどうしたらよいか?と解決策が決まるものです。1年後の達成でも素晴らしいことです。ぜひ、取組みを開始してみてください。
養育費が無い方もいらっしゃるでしょう。児童手当を全部貯蓄しても、こども1人あたり月1万円※を貯金することができます。また、ボーナスを貯金に充てる方法もあります。
※(児童手当の金額は、こどもの年齢・人数等により異なります。詳細は「児童手当制度」のページをご覧ください。)
【おわりに】
こどもの未来を創るために、先を見据えた貯金の計画が必要です。こつこつと続けた貯金で、こどもたちが大人になった時に、「今があるのは、先を見据えた貯金があったからこそ」と思えるように、今からスタートさせましょう。