厚生労働省の2022年の調査では離婚率は約35%となり、三組に一組は離婚をしていることになります。
婚姻中に離婚が頭をよぎったことがある女性は、約60%というデータもあります。離婚したい理由は「生活・価値観の不一致」「家事育児を手伝わない」「親族との折り合いが悪い」などが並びます。離婚事由の1位は不動の「性格の不一致」なので、夫婦間の会話や時間の共有が少ないことにより、関係が悪化してしまう夫婦が多いことも伺えます。
離婚が頭をよぎった時に相談する人がいない人も60%を超えます。
離婚したくてもできない女性が、最も離婚に躊躇する理由は「金銭面の不安」となります。離婚はしたいけど、その後の生活が不安で仕方ないが、相談すらできないという状況の女性が多いのですね。
もし離婚が頭をよぎったら、何をするべきか!ここを押さえておけば、ずっと不安を抱えながら過ごすことはなくなります。
1 専門家に相談する(市役所、養育費等相談支援センターなど)
親や兄弟や友達に話を聞いてもらうことも良いですが、一般的な会話では、個々の「考え」を聞くだけになります。あなたにとって何を選択することが重要なのかを専門家と一緒に考えて未来を構築しましょう。
2 仕事をはじめる
専業主婦ならパートでもいいので直ぐに働き始めましょう。既にお仕事をされている方は、離婚後の想定生活費以上になる収入になる仕事ならそのままで、生活費以下なら転職を早めにしましょう。選ぶ仕事で収入が決まります。離婚後の生活の安定は、あなたの仕事に左右されます。
3 教育費の計算をする
生活費の基盤となる仕事が決まると、次は子どもの教育費を考えましょう。
相談、仕事探し、教育費の計算ができれば、モヤッとしていた気分が晴れてくることも多いです。その上でもう一度、自分にとって離婚はするべきことなのかを、改めて考えてみてください。この状態を自ら創り上げると、自信も付いているので、離婚は今よりは怖いものではありません。不安の中にいる時の離婚の選択は自分の本音では無かった、ということにも。
この状況になり離婚を選択した時は、離婚の方法、養育費保証、住宅など現実的な離婚の方法へと話は移ります。
離婚が頭をよぎったら、離婚に不安がない状況を作りましょう。人生の大きな選択を間違えないように。