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『できない』を『できる』へ変えたひとり親
『できない』を『できる』へ変えたひとり親

 毎日の生活の中では、子育てと仕事を両立させるだけでなく、様々な困難もあり、諦めそうになる時もあります。しかし時には、『できない』ことを『できる』ように変える力が、ひとり親には必要です。
今回は、『できない』を『できる』へ変えた、ひとり親の先輩たちの事例を見ていきましょう。
(※日本シングルマザー支援協会へ相談された方の事例です。)

40代半ばではじめての営業職へ!自立へ向け『できる』へ】
 離婚時41歳、こども3人、パート勤務、離婚後もしばらくは仕事を変えずにパートのまま。
手当や養育費があるのでパートでも日々の生活は問題なかった。離婚後5年ほど経ち、こどもたちが大きくなってくるにつれて、将来の不安が強くなってきた。
 自分が変わらないといけないのかもしれないと思うようになり、協会へ相談をするという決断をする。相談したところ必要年収が400万円という計算を出してもらった。自分ではイメージができないので、年収400万円の職種を検索して、年収400万円という言葉に慣れる作業からはじめた。この作業のお陰で自分にもできると感じるようになる。
 この頃から職場見学、面接を開始。もっと若い頃に動けばと、何もしなかった自分に対して悔しいと感じるも、行動に移し、未経験の営業職へ飛び込む。年収は100万円程度アップ、この時47歳だった。
【2回の転職を経て大手企業で社員へ!安定へ向けて『できる』へ】
 離婚時31歳、こども1人、パート勤務。手に職を持ち働きたいと相談。介護職への転職を決める。この時点で年収50万円アップすることに。
 その後、更なる年収アップと、地元に帰りたいという気持ちが高まった頃に、地元の大手企業の求人募集を見た。地元の大企業なので「自分なんて・・・」という気持ちもありながら、見学会に参加してみるも、やはり勇気が出ずに応募は断念。

 その後半年、今まで通り真面目に勤務するが、他のひとり親の方が挑戦していくのを見る中で、もう一度自分も挑戦しようと決意。協会が就職のサポートや、採用された場合の定着支援もしてくれると聞き、勇気を出して応募してみる。見事採用!大手企業の正社員へ。年収は400万円を超えた。
 その後、再婚し出産も。会社では産休育休を経て復帰。一生働いていくと決めている。

【最後に】
 ひとり親は生計の主な担い手ですが、自分の収入アップという視点で仕事を考える方は多くないです。今回の2人の事例は収入面とメンタル面に注目しました。『できない』を『できる』へ変える時、この両方の視点を持つことを忘れずに、正社員を目指しましょう。

 
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